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1 タフな人々
人は、この世に生を受けて人生をスタート、両親に守られ慈しまれて育ち、成長と共に学業を修め、人と交わっては人間関係を覚え、社会へでる事前準備が完了すればいよいよ社会人一年生、仕事に就いて生活の糧を得ると共に生き甲斐を求め、そろそろ異性も気になり始め、首尾良く結婚、そして子供の誕生、子育ての開始、家族の健康を気遣い、蓄財に励み、傍ら年老いた親の心配をしつつ、一日また一日と、自分の時を歩み続けていく、、とこうなるとは限りません。
人は、何と多くの課題を背負い、大変な歩みを続けるのでしょうか。
それでも何とか頑張って、多種多様な心配や困難を克服しつつ、倦まず弛まず前進を続けてきた歴史があり、そういう意味では想像を超える強靱な存在なのかと、その営みは感動的でさえあります。
2 わが人生の経営者
人の一生を会社に例え、生まれてから死ぬまでを会社の創業から廃業になぞらえれば、人は生まれながらにして、解任されることもなければ、辞任することも許されない重責を負った己が人生の終身社長そのものです。
誰しも己が人生の終身社長として賢い人生経営をしたいものです。幼少期は周辺が支え指導してくれる場もありますが、成人に達すれば、基本的には独力で終身社長業をやっていかなければなりません。
3 人生の障害物
さて人生行路の前に立ちはだかる障害物は数に限りがありません。
親の認知を受けられない子供は生まれ落ちた瞬間から運命を背負わされています。両親の不和、離婚問題などは子供の身としては決して楽ではありません。年端もいかない子供だからといって人生の厳しさは容赦なく襲ってきます。
成人に達し、将来を誓い合った若者の間に突然おこる婚約不履行問題は、若者の人生に早くも影を落としかねません。
結婚と離婚、子供の非行、転職と失業、多重債務等の金銭問題、会社の倒産、病気や医療事故、不慮の事故など人生行路における不安の種は限りなくあります。
そして、高齢になり認知症の始まった親の面倒、相続紛争、最後には自分の老後の心配など、よくもまあ沢山の心配の種があるものです。
これらの難問をかいくぐって、幸せを求める長い旅路をどのように上手くやっていくか。改めてこのように考えると、自分は己が人生の終身社長として人生の経営を上手にやっていけるだろうかと不安がおきても不思議はありません。
4 人生、何とかなるか
しかし一方、振り返れば、人生はそんなに悲観したものでもありません。不安がないとは言いませんが、毎日が何とかなっているのが大方の人々の実感だと思います。そのとおりで、人生、けっこうなんとかなるものです。また、そうありたいです。
だが、それにしても、何か困ったことが持ち上がれば、人は己が人生の終身社長として、この危機をどう乗り切るのか判断し、答えを出して最良の行動に移らなければなりません。
このようなときに欲しいのが知恵と手助けであり、その役割を担おうとしているのが弁護士と法律事務所です。
色々な法律事務所のホームページで取り扱い業務の種類を見ていただくとお分かりのように、法律事務所は生活や仕事の全般にわたり、かなり広範囲な相談業務を行っています。
一人で悩んだり、考えを放棄しないで、必要な時に、必要な知恵や応援を求めるのも、己が人生の終身社長であるあなたの大切な人生マネジメントなのではないでしょうか。
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